2021.09.23

盃つまんで Vol.13

今年の四月、私には初めての出版社、大和書房の女性編集者が訪ねて来られ、以前から私の書くものを知り、新作をお願いできないかと思っていた。それから続けた話にひとひざ乗り出した。
その方は今年早々にお母さんを亡くされ、通夜の夜、父と二人で線香番をしていると、父が珍しく昔話を始め、「中学校のとき、二年生で転校してきた太田和彦というのがいた」「3年になって、同じ高校に進学しないかと誘われた」と。

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